/ 政治 - 為民献身
近代化の真の意味
 朝鮮のクムソン・トラクター工場で農業機械の世界トレンドに合わせて生産工程を完備し、農民に歓迎される効率的で良質のトラクターと農業機械を多く製作しています。



 2023年8月のある日、敬愛する金正恩総書記はクムソン・トラクター工場を訪れました。
 2017年11月、すでに工場を訪れた総書記は、農業の総合的機械化を実現する上で先駆けの役割を果たす中核工場に、世界と渡り合えるトラクター工場に変えるための具体的な方向付けをし、一切の対策を講じました。
 また、5年余りの間に立派に新築・改築された工場の姿と近代化の実態、生産状況を詳しく把握しました。



 国家産業設計総局のハン・ソンウさんは、金正恩総書記は生産現場を見て農業機械の品質を高めることについて一つ一つ教えたとし、こう続けました。
 「その時、随行員の一人が工場でつくった80馬力のトラクターの品質が改善されたと報告しました。すると、総書記は自ら運転して見ると言ってトラクターに乗りました。そして巧みな運転技術で工場の構内を走り、トラクターに乗ったまま、私に平地を走るのになぜ座席が揺れるかと聞きました。スプリングが弱いためだと私が答えると総書記は、平地でも揺れるのに起伏のひどい田畑で農民がどんなに不便を感じるだろうかと言いました。私は農民たちの肉体的な疲労にまで気を使う総書記を仰ぎ、総書記が農民のためにどんなに苦心するのか、またその意図を胸に深く刻みつけました」



 工場の近代化で農業機械の性能や美的価値も重要だが、何を優先させるべきかを再び教えた総書記でした。
 総書記はこの日、クムソン・トラクター工場の改築と近代化の結果は農業勤労者が好むトラクターと農業機械の生産で現れるべきだと強調しました。
 農業勤労者が実際に恩恵を受ける近代化になるべき、まさにこれが金正恩総書記が教えた近代化の真の意味でした。