/ 金正恩朝鮮労働党総書記の革命活動
朝鮮労働党中央委員会第8期第30回書記局拡大会議に関する報道
 朝鮮労働党中央委員会第8期第30回書記局拡大会議が1月27日、党中央委員会の本部で行われた。
 朝鮮労働党総書記である金正恩同志が会議を指導した。
 会議には、党中央委員会書記局のメンバーが出席し、道・市・郡党委員会と連合企業所党委員会の責任書記、省・中央機関党委員会の責任幹部、党中央委員会の部長、第1副部長、組織指導部と宣伝扇動部、規律調査部の当該の幹部が傍聴した。
 祖国と人民の運命をしっかり担い、最も正義の使命と遠大な理想を実現していく聖なる道程で世界最長の社会主義執権史を記してきた朝鮮労働党の強大さと不抜さは、わが党特有の潔白な政治気風、規律制度を固守し、人民大衆第一主義の政治理念を完璧に具現する闘いの中で保証されている。
 現段階において党中央は、厳格な規律制度をもって党を管理し強化するという規律建設の思想と路線を示し、全党に強力な規律監督体系を確立し、全ての党組織と活動家が高い政治的自覚に基づいて活動と生活を革命的に行うべきだという活動準則と行動指針を明示した。
 最近、党内規律に乱暴に違反し、否定的な特権・特殊行為を働き、人民の尊厳と権益を甚だしく侵害する重大な事件がナンポ市オンチョン郡とチャガン道ウシ郡で発生したことと関連して、党中央委員会書記局は全党の指導幹部が参加する会議を招集した。
 党中央は、全党と全人民が党総会の決定貫徹に総奮起した時代の要求に逆行する党規律違反行為、反人民的行為を早急に是正すべき最も優先的な問題として重大視し、党の政治気風、革命陣地を一層打ち固めるために書記局拡大会議を招集したと強調した。
 拡大会議ではまず、党規律を全面拒否し、集団的に不正行為を強行する特大事件を発生させたナンポ市オンチョン郡党委員会と郡内の指導幹部らの党規律違反行為に対する党中央委員会組織指導部の調査資料の通報と党中央委員会規律調査部の資料報告が行われた。
 全党に厳格な規律順守気風と鋼鉄のような紀綱を確立し、規律をもって党の存立と強化・発展をしっかり裏付けようとする党中央の思想と意を露骨に否定した温泉郡の活動家らの行為とその弊害、重大さが辛辣に暴露された。
 朝鮮労働党中央委員会のチョ・ヨンウォン組織担当書記とキム・ジェリョン規律調査部長は、資料通報と資料報告で次のように言及した。
 党創立80周年に当たる意義深い今年、第8回党大会の決定を完結し、より高い発展段階への新たな局面を開いていくべき類のない膨大な闘争課題が提起されているこんにち、幹部たちには革命の先鋒に立っていつにもまして果敢な勇気と発奮力、献身力を発揮して党の中核、人民の忠僕としての使命と本分を全うすべき重い課題が提起されている。
 しかし、このような党の要求と高揚した革命的雰囲気とはあまりにも相反して、先日、オンチョン郡では党中央委員会総会の決定貫徹のための郡党総会の準備を粗末にして会議をごく形式的に行い、その後は党活動家らを含む40余人の幹部が集団的に不正行為を強行する特大事件を発生させた。
 これは、党の各級指導幹部がサービス機関から酒の供応を受けるといった安逸な生活をしてはならないという党内規律に乱暴に違反した行為であり、今回のように郡党の責任幹部が直接手配し、郡党の活動家らをはじめとする郡内の数十人に及ぶ党、行政機関の責任幹部らが群れを成して押しかけ、そのような不正行為を強行した妄動はわが党の歴史にかつてなかった。
 オンチョン郡で公然と働かされた集団的な飲酒不良行為は、規律建設に関する党の路線に全面背馳する行為であり、事件の主謀者、加担者らは指導幹部としての初歩的な資格もない腐り切った群れ、放恣な烏合の衆であることを明白に示している。
 金正恩総書記が重要演説を行った。
 金正恩総書記は、党内に革命的な道徳的紀綱を確立し、党活動家、特に党の指導幹部が生活および活動準則を厳守し、内部規律をいつにもまして強化しなければならない時期に発生したオンチョン郡の重大事件の性格を大きな党規律違反および道徳文化紊乱罪、わが党の規律建設路線に対する公然たる否定と見なすと述べた。
 金正恩総書記は、革命隊伍の強固な結束を守ってきた規律、党中央の指導体系を確立し、全党の組織的・思想的統一を守ってきた厳しい政治的・道徳的戒律と妥協なき闘争がなかったならば、80年間の栄えある執権史と、その継承と革新を設計する今日もなかっただろうとし、このように重大な党内欠陥を思い切って認め、適時に特大事件化することが革命の利益になり有益だということに言及した。
 金正恩総書記は、全党が市・郡強化に注目し、地方の新たな変革事業が次々と進行または予定されている重大な時期に、地域発展の直接の担当者として誰よりも自分の職分に忠実であるべき幹部が、党の意図に反する行為を働くようになった思想的根源とその重大さを辛辣に分析し、これはわが党強化の礎石を切り崩し、国の200分の1を占める一地域を非党化、非政治化、非社会主義化の落とし穴に追い込みかねない重大な事件であるだけでなく、幹部の職級を乱用して人民以上の特典をむさぼろうとする特権階級が形成される恐れのあることを直感させる危険なシグナルにもなると厳しく指摘した。
 金正恩総書記は、党の健全な気風を乱し、革命の前進を妨げるあらゆる異質な思想要素、党の規律を切り崩す政治的、道徳的犯罪は、一地域で起きた一つの事件ではあるが、われわれが新時代の党建設において特別の意味を付与し、力を入れてきた幹部隊伍の質的強化が着実に行われなかったことを示していると批判した。
 金正恩総書記は、見かけは変化があるかのように見えるが、作風と規律の順守気風には改善が見られないという党中央委員会の評価を下し、このことから得た結論は、党建設路線がいかに革命的で完璧なものであっても、それを絶対的に、無条件で貫徹するという幹部の心構えと努力がなければ、理論のための理論にのみ残るようになると強調した。
 金正恩総書記は、今回の会議がわが党の創立80周年を迎える2025年の初頭に、党の紀綱の確立により注力すべき必要性を現実的に改めて自覚し、再定立する契機になるとし、党の中核であり指導陣容である幹部の党的自覚と政治意識、革命的気風と人民への奉仕精神を一層強固に培養し、幹部陣営の強化と党建設で実質的な進展を遂げる転機をもたらすようになるだろうと述べた。
 金正恩総書記は、新たな党建設の道程でも核心課題、中心課題はやはり幹部革命化であり、その解決法は全党的に教育と鍛練、闘争をさらに強力に繰り広げることだとし、今後、党の健全な政治気風を強固なものにするために全党的に強力に展開するようになる組織思想攻勢で提起される原則と方途について詳細に言及した。
 金正恩総書記は、わが党が一番軽蔑する党内の腐敗とあらゆる規律違反行為を主動的に、積極的に制圧することに規律調査部門が基本標的を定め、厳格な規定と細則に基づいて「狙撃戦」、「追撃戦」、「捜索戦」、「掃討戦」を強力に展開すべきだと再度言明した。
 金正恩総書記は、今年を革命的党風確立の年、全党強化の年にし、規律によって剛健であり、革命的党風によって活力の溢れる政権党建設の新たな段階を力強く切り開くべきだとし、朝鮮労働党の万年大計、聖なる革命偉業を完遂するために力強く闘争しなければならないと強調した。
 朝鮮労働党中央委員会書記局は、「朝鮮労働党規約」の当該条文に準じて、党の内部規律に乱暴に違反し、集団的に不良行為を働いてわが党の革命的党風を甚だしく毀損させ、党と革命隊伍の一心団結に阻害を与えたナンポ市オンチョン郡党委員会を解散することを決定・指示し、党内規律の違反に関する特大事件の加担者に対する厳正な処罰案を宣布した。
 党中央委員会書記局拡大会議は次に、チャガン道ウシ郡で現れた重大な反人民的犯罪行為を取り上げた。
 金正恩総書記は、ウシ郡で党の農村建設政策と農業政策の実行状況を専門に、責任をもって監視、統制すべき郡農業監察機関が、農業部門に内在する主たる違法行為を抑制し、整然とした秩序と紀綱を確立する方向へ活動を志向させるのではなく、法権を悪用して人民の利益と財産を乱暴に侵害したことについて厳しく叱責した。
 金正恩総書記は、地方の権力乱用者、官僚主義者は些かのためらいもなく党と人民の聖なる団結のとりでを壊そうとしているとし、これは、わが党にとって、わが人民にとって、われわれの制度と法権にとって絶対に許しがたい特大型の犯罪事件であると断言した。
 会議では、ウシ郡農業監察機関の監察員らの特大型犯罪行為に対する資料報告が行われた。
 ウシ郡農業監察機関の監察員らは、神聖な法権を悪用して地域住民に苦痛を与え、財産をむやみに侵害しながら許せない犯罪をはばかることなく働いた。
 革命と建設の万事を人民の権益守護に志向させ、人民のために滅私奉仕するわが党の人民大衆第一主義政治に挑戦して、革命の大本であり、われわれの生命である党と人民の一心団結を甚だしく毀損させた犯罪行為は極めて重大である。
 党中央委員会書記局は、ウシ郡農業監察機関を解散して新たに組織し、反人民的行為を助長・黙認したウシ郡党委員会の責任書記とウシ郡農業監察機関の監察員らに対する厳正な処罰案を宣布した。
 特大犯罪事件の主謀者と加担者は、法律的検討を受けるようになる。
 会議を通じて、党創立の理念と精神に反して党の健全な道徳気風を乱し、全党規律強化に阻害を与える行為と、わが党が最も神聖視する人民の権益を侵害する行為が徹底的に撃退されていることが実証された。
 朝鮮労働党中央委員会第8期第30回書記局拡大会議は、鋼鉄のような規律の磐石の上に闘う党、前進する党の永遠なる生命力があるという哲理を改めて認識させ、人民大衆第一主義を存在方式、党風とするわが党の本態と性格を一層明確にし、戦闘的威力を全面的に強化する上で重大な意義を持つ政治的契機である。