/ 金正恩朝鮮労働党総書記の革命活動
600ミリ超大型ロケット砲兵区分隊が初の核反撃想定総合戦術訓練に参加したことについての報道
金正恩総書記が核反撃想定総合戦術訓練を指導
 国家核戦力の迅速反撃能力を実質的に強化し、戦争抑止力を向上させる上で重要な役割を果たすことになる超大型ロケット砲兵部隊を国家核兵器総合管理システムである「核の引き金」システム内で運用する訓練が4月22日、初めて行われました。
 訓練は、われわれの核戦力の信頼性と優秀性、威力と多様な手段に対する示威、核戦力の質的・量的強化を基本目的とし、わが共和国に反対する敵の軍事的対決騒動がいつよりもごく挑発的かつ侵略的な性格を帯びて強行されている時期に行われたことによって、敵に送る明確な警告信号となります。
 4月12日から大韓民国のクンサン空軍基地に100余機の各種軍用機を引き入れて「連合編隊群総合訓練」なるものを繰り広げた米国と韓国かいらい軍部好戦勢力は、かつての演習について「防御」だの、「抑止」だのと言っていたベールまで完全に脱ぎ捨てて、なんらかのわが共和国への「進撃」を公然と云々し、一日平均100回の発進を強行して極度の戦争熱を鼓吹しています。
 わが国家の周辺地域に頻繁に戦略核戦力を運び込み、追随勢力を糾合して戦争演習を行っていることにも飽き足らず、われわれを正照準したものであると公然と宣伝して強行されているこのような米国の軍事的挑発醜態は、来る26日まで続く予定です。
 4月18日には、米国と大韓民国の特殊部隊が任意の地域に迅速に浸透して「標的を除去」することに目的を置いた「連合空中浸透訓練」なるものを繰り広げました。
 わが共和国を「力」で圧殺しようとする敵対勢力の絶え間ない軍事的挑発によって、わが国家の安全環境が甚だしく脅かされている看過できない現実は、われわれをして国の安全と地域の平和のために情勢を主動的に統制していける最強の軍事力をより圧倒的に、より加速的に備蓄していくことを緊切に求めています。
 朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、超大型ロケット砲兵が参加する核反撃想定総合戦術訓練を指導しました。
 朝鮮労働党中央委員会のキム・ジョンシク副部長が同行し、朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局のチャン・チャンハ総局長が訓練を指揮しました。
 核反撃想定総合戦術訓練は、国家最大核危機事態警報である「火山警報」システムの発令時、各部隊を核反撃態勢へ移行させる手順と工程に熟達させるための実動訓練と核反撃指揮システム稼働演習、核反撃任務が課された区分隊を任務遂行工程と秩序に熟練させ、核模擬戦闘部を搭載した超大型ロケット砲弾を射撃させる順で行われました。
 訓練を通じて、全ての核戦力に対する指揮および管理統制運用システムの信頼性を多角的に再点検し、超大型ロケット砲兵部隊を迅速に核反撃へ移行させるための行動秩序と戦闘法を熟達しました。
 訓練には、当該の連合部隊から選定された火力襲撃中隊が参加し、初めて「核の引き金」システムに属して行う訓練と一斉射撃訓練を関連部隊、区分隊の指揮官、軍人が参観しました。
 不屈の対敵意識と確たる主敵観が充溢し、敵殲滅の砲弾を一斉に撃ち出した超大型ロケット砲は、並外れて強い威力と完璧な実戦態勢を力強く誇示し、射程352キロの島の標的を命中打撃しました。
 敬愛する金正恩総書記は、訓練結果に大きな満足の意を表し、超大型ロケット砲の高い命中正確度について、まるで狙撃兵の小銃射撃を見たようだ、恐るべき威力を誇る世界最強の朝鮮式戦術核攻撃手段が迅速で徹底した反撃態勢で有事の際に重要な自分の戦略的任務の遂行に忠実に動員できるようにしっかり準備されていると高くたたえました。
 そして、今日、超大型ロケット砲兵まで参加した核反撃想定総合戦術訓練が成功裏に行われたことで、戦術核攻撃の運用空間を拡張し、多重化を実現するという党中央の核戦力建設構想が正確に現実化したと満足げに評価しました。
 敬愛する金正恩総書記は、戦争抑止戦略と戦争遂行戦略の全ての面で核戦力の中枢的役割を絶え間なく強める方向で戦法と作戦を引き続き完成し、核戦力の経常的な戦闘準備態勢を完備していくことを強調するとともに、共和国戦略核戦力強化のための闘争道程で指針とすべき原則的問題を明示しました。
 敬愛する金正恩総書記は、今回の総合戦術訓練を通じて超大型ロケット砲まで参加したわが核戦闘武力の威力と効用性は比べようもなく増大し、全ての区分隊が大きな自信に満ちるようになったと指摘し、われわれの核戦力が戦争抑止と戦争主導権獲得の重大な使命をいつなんどきも、不意の状況下でも迅速かつ正確に遂行できるようにしっかり準備する上で重要な契機になったと述べました。
 われわれの核戦力は、より一層高度化した能力で臨戦態勢を維持し、敵のしゅん動と挑発を徹底的に抑止し、注視するであろうし、敵が武力使用を企図しようとするなら躊躇することなく重大な使命を決行するでしょう。