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朝鮮民主主義人民共和国外務省が重大声明を出しました
 朝鮮民主主義人民共和国外務省が11日に発表した重大声明「主権死守、安全守護の引き金は躊躇することなく引かれるであろう」の全文は次の通りです。
 朝鮮民主主義人民共和国に反対する大韓民国の挑発策動が、危険ラインを越えている。
 最も敵対的かつ悪意に満ちたならずもの国家である大韓民国が、朝鮮民主主義人民共和国の首都ピョンヤンに無人機を侵入させる重大な政治的・軍事的挑発行為を強行した。
 韓国は、去る10月3日と9日の両日に次いで10日も、深夜に無人機をピョンヤン市チュン区域の上空に侵犯させ、数多くの反共和国政治謀略扇動ビラを散布する天人共に激怒する蛮行を働いた。
 朝鮮民主主義人民共和国の国権と尊厳を毀損させ、社会主義制度を悪意に満ちて謗る悪辣な反共和国怪説と悪口で一貫した汚いビラは、首都の中心区域に散布された。
 韓国が国境地域で気球による反共和国ビラ散布行為を強行することにも満足せず、軍事的攻撃手段に見なされうる無人機を朝鮮民主主義人民共和国の首都の上空にまで侵入させた事件は、絶対に黙過することも、許すこともできない重大な挑発である。
 限界線を越えた大韓民国が仕掛けてきた挑発は、朝鮮民主主義人民共和国の神聖な国家主権と安全に対する露骨な侵害であると同時に、国際法に対する乱暴な違反であり、必ず代償を払うべき重大な軍事的攻撃行為である。
 大韓民国は、今回の事件を巡って常套的な方式で弁解しようとしたり、またもや無理押しに主張しながら責任を逃れようとする考えをしてはならない。
 今回の事件は、この世で最もずうずうしく表裏があり、最も低劣かつ幼稚であり、最も低質的な大韓民国の国格とその連中の卑劣さをそのままさらけ出す単的な実例である。
 また、この事件は大韓民国の危険極まりない冒険主義的な行為によって、朝鮮半島での武力衝突の危険がいかに惹起されているかをはっきり説明している。
 国際社会は、不結果に対処しがたい挑発をためらわずに強行し、地域の軍事的衝突の危険を引き続き増幅させる大韓民国の蛮勇を強く糾弾し、徹底的に制止させるのに同じ声を出さなければならない。
 国際法は、当該国の領空で他国の航空機や飛行物体の自由飛行は言うまでもなく、「無害飛行」も許していない。
 今回の領空侵犯事件は、われわれの自主権を侵害する重大な犯罪行為であり、自衛権行使の明白な対象である。
 大韓民国が、自滅を選択したのである。
 滅亡を促進させている。
 自国の領空が侵犯され、首都圏の上空に敵国の無人機が奔走することに反応しない国家は世界にないであろう。
 われわれは、大韓民国の今回の挑発行為をこれ以上、説明する余地も、必要もなく当然、自衛権に従って報復すべき重大な政治的・軍事的挑発と見なす。
 今回、仕掛けてきた敵の冒険的な挑発行為は、朝鮮民主主義人民共和国憲法がわが軍に付与した主権守護の任務を完遂するために、どのような行動的措置を取るべきかを迅速に判断し、当該の報復行動の決行に対する決定を下すことを緊迫に求めている。
 朝鮮民主主義人民共和国国防省と総参謀部、軍の各級は、事態発展の様々な場合に対応する準備に着手した。
 まず、南部国境線付近と大韓民国の軍事組織構造を崩壊させるのに投入される朝鮮民主主義人民共和国の全ての攻撃手段は、任意の時刻に即時、その活動を遂行する態勢を整えることになる。
 先日、大韓民国を攻撃する意思がないと述べた国家元首の立場は決して、大韓民国を攻撃する準備ができていないことを意味するのではない。
 全ての攻撃力の使用を準備状態に置いて、われわれは大韓民国に最終的にもう一度最後通牒として厳重に警告しておく。
 双方間の武力衝突と、ひいては戦争が勃発しかねない、このような無責任で危険な挑発行為を直ちに中止すべきである。
 大韓民国がまたもや無人機を朝鮮民主主義人民共和国の領空に侵犯させる挑発行為を働く場合、二度とこのような警告はしないであろうし、即時行動に移るであろう。
 この機会を借りて、世人を不安にするこれら全ての災難の根源と発端が、われわれの度重なる警告にもかかわらず、かつてわれわれの神聖な領域に政治扇動のゴミを散布した大韓民国にあることを今一度明白にしておく。
 朝鮮民主主義人民共和国の神聖な主権を乱暴に侵害した大韓民国が、われわれのこの最後の警告まで銘記せず、引き続く挑発を仕掛けてくる場合、身の毛のよだつ事態に直面することになるであろう。
 引き金の安全装置は、現在、解除されている。
 われわれの攻撃時期は、われわれが定めない。
 われわれは、万端の準備を整えて注視するであろう。
 犯罪者らはこれ以上、自国民の生命をもって危険な賭博をしてはならない。