コリョ磁器
朝鮮の先祖たちは、コリョ時代に中世の陶磁器の工芸史で輝かしい位置を占める貴重な文化財を創造しました。
社会科学院の研究士であるキム・ソンウィさんに言わせますと、コリョ磁器は、色と文様、形が優れていて、世界の人々にとても珍重されたとのことでした。
「コリョ磁器は、何を基準にしているかによって、二つに大別されます。
地色によって、青磁、白磁、黒と栗色、深紅色のものに分けられ、また、装飾技法によって浮き彫りと透かし彫り、凹面模様と象嵌などに分けられます」
コリョ磁器は、昔からそれ独特の色で世間一般に認められました。

コリョ磁器の色を代表するのは翡色、翡翠色ですが、これは青緑のエメラルドと同じ色、つまり、カワセミの羽のように青々として光沢があり、高尚で深い情緒をそそるほのかで柔らかな青色です。
コリョの人は、朝鮮の自然の美しさ、朝鮮民族の情緒と生活感情に合う固有の独特な色を選びました。
社会科学院の研究士であるキム・ソンウィさんに言わせますと、その色がまさに翡色だとのことでした。
「翡色磁器のような美しい色を作り出すというのは生易しいことではありません。
それで、この翡色と言う言葉はコリョの陶工だけが作り出せる秘密の色と言う意味でも使われました」
コリョ磁器は色と共に文様が独特で美しいので名が知られました。コリョ磁器の装飾文様の優れた造形美、精巧さ、繊細さは、コリョの人が様々な表現技法を巧みに活用したこととも関連しています。
コリョ磁器の装飾技法には、造形美を生かすのに適用された彫刻の装飾法と絵画の装飾法、そしてこの二つを組み合わせた象嵌装飾法があります。
コリョの人は、象嵌と言う文様の手法を広く利用しました。象嵌手法は、陶磁器の表面に文様を描くのでなく、文様通りに彫り付け、そこに様々な色の土を嵌め込んだ後、上薬を塗って焼き上げる独特な手法です。
象嵌手法は文様の立体感を与えます。
特に象嵌青磁は、翡色の上薬の清らかで柔らかな色とほのかに見える文様によって、彩色画では見られない独特な美感をそそります。
民族遺産であるコリョ磁器は朝鮮民族の誇りです。