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地方中興の初の実体
 今、朝鮮では朝鮮労働党が示した新たな地方発展政策に則り、地方中興の新時代が開かれています。
 昨年、朝鮮労働党は10年をめどにして国中の人民に裕福で文化的な生活を提供し、すべての地域の発展水準を飛躍的に高めることが目的である「地方発展20×10政策」を策定しました。
 そして、その手始めとして2月28日、ピョンアン南道ソンチョン郡で地方工業工場の起工式が行われ、続いて、19の市・郡でも次々と起工式が行われました。



 ソンチョン郡には10カ月ぶりに食品工場と日用品工場、被服工場が建てられ、12月20日に竣工の運びとなりました。
 他の19の市・郡にも近代的な地方工業工場が建てられました。
 一方、海岸線の長い朝鮮で海洋資源を最大限効果的に利用し、ローカルカラーを生かした地元の発展を遂げるためのモデルづくりが、党中央委員会の直接の指導の下に推し進められました。



 歴代、屈指の漁場都市として有名だったハムギョン南道シンポ市がモデルに定められ、先進的な浅海養殖業の手本が12月28日に竣工しました。
 埠頭に並ぶ養殖母船と養殖船、潜水船、ホタテ貝の加工場、超急凍室、総合コントロール室、そして、昆布、ホタテガイ、ナマコ、ウニなどの加工品・・・
 シンポ市の経験は、海を控える市・郡が自力で生きるための立派な経験となります。
 このように、昨年、朝鮮労働党の「地方発展20×10政策」の初の実体が建てられて、国中の人民に希望と勇気、意欲と自信を募らせました。
 昨年12月末に行われた党中央委員会第8期第11回総会では、地方工業工場の建設とともに先進的な保健医療施設と科学教育及び生活文化施設、穀物管理施設まで並行して建設するのを新たな地方発展政策として正式に含めることを決定しました。
 2025年は新たな地方発展政策実行の二番目の年です。
 新築された地方工業工場が今年から実質的に奏功するよう、工場の必須原料供給の国家的対策が講じられています。
 また、電力供給など地方工業工場のフル稼働のための与件を整えています。
 今年も20の市、郡に地方工業工場と共に先進的な病院と複合型文化中心、穀物管理所が建てられます。
 毎年、20の市・郡が変わる偉大な年代は必ず続くことでしょう。