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工場内の親しい「校庭」
 ピョンヤン靴下工場には集団になくてはならない創意工夫の達人としてみなに親しまれる労働者が多くいます。



 価値ある創意考案を出す秘訣について、その人たちは一様に言っています。
 なにもかも科学技術普及室のおかげです、と。
 従業員は科学技術普及室はなんでも円満に解決してくれる知識の宝庫だと言って、足しげく訪ねています。
 こぢんまりとした科学技術普及室には中央科学技術通報社を始め、数カ所の科学技術普及機関と連携をとって構築した工場の技術発展に必要な多くの資料があります。
 これらの資料の研究に従業員の誰もが意欲的に取り組んでいます。
 以前は本を何冊も広げて、何日間も夜を更かして読まないと習得できなかった新しい知識を、科学技術普及室では短時間でより豊富に習得することができます。
 数件の価値ある創意工夫をして、生産の活性化に極力寄与した準備職場のキム・ヨンチョル作業班長、製織職場の労働者であるチョ・グァンナムさんを始め、工場で宝のような存在となっている人たちは誰もが科学技術普及室の熱心な読者です。
 この人たちは、科学技術普及室は工場の人みなを科学技術の主人、発明と創意工夫の達人に育てる工場内の親しい「校庭」だと誇らしげに言っています。