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多芸多才な先生
 人の一生で知能発達が最も旺盛な初の時期は5~6歳の時です。
 朝鮮ではこの年齢の子供が幼稚園の教育を受けます。そのため幼稚園の教育は新しい世代の健全な成長と全般的12年制義務教育の成果を裏付ける重要な位置を占めています。
 ピョンヤン教員大学付属のモランボン区域ケソン幼稚園のキム・ジョンイム先生は、幼稚園の段階で科学と芸術、コンピューター、ロボット、英語を結びつけた新しい教育方法を編み出す上で先駆けの役割を果たしました。







 20年前、大学を卒業し、幼稚園の先生になったキムさんは、一期、また一期と子供を卒業させる過程に、幼稚園の段階の教育がどんなに重要で難しいことであるかを肌で感じました。
 それで教育方法を革新し、資質を高めて、受け持った子供の遠い将来まで責任を取り、保証するよう準備しなければならないということに目覚めました。
 キムさんは、朝鮮労働党の教育政策を敏感に具現し、世界的な教育のトレンドを深く研究して、子供の心理に合う知能教育の方法を編み出し、現場に適用しました。 その過程に子供の右脳の開発のための算盤教育、記憶術の教育を取り入れ、昨年は新しいロボット教育方法と科学ゲームの教育方法を編み出しました。
 キムさんは抜群の知的潜在力を持つ子供たちを選び出し、合理的に、効率よく知能教育を行うのを特技としていることで広く知られています。キムさんの教え子の中には大学、高級及び初級中学校、小学校の段階で英才と目される生徒と学生が少なくありません。
 キムさんは、休みの期間に地方と農村の幼稚園に出向いて、新しい教育方法を教えることで、地方と農村の幼稚園教育のレベルアップに寄与しました。



 教育者の良心、高い伝授能力と資質を持ち、並々ならぬ功労を立てたキムさんは2023年の10大最優秀教員に選ばれました。