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国産のバスが走る
 「ピョンヤンの新型2階建てバス、格好いいですね。時計が正面のデザインも良いですね」
 日本の星野晃さんからの電子メールの内容です。



 星野さんが格好いいと言った2階建てバスです。
 正面の時計は、デザイナーが寒い冬の日に、停留所でバスを待っていた人が時間を聞くのを見て、アイデアが浮かんだとのことです。
 この新型のバスが今年1月から、ピョンヤンの街を走り、乗客の便宜を図っています。
 「乗り心地がとても良いです」
 「形もユニークだし、一度に多くの人が利用できるので良いです」
 見る人、乗る人、誰もが賛辞を惜しまずにいます。
 外国の人たちも2階建てのバスのことをお便りにしたためています。
 このバスは、昨年、ピョンヤンバス工場で生産されたものです。
 数年前までも、路面電車とバスの修理を専門にしていた工場でした。
 それが、国中に知られ、人民が関心を持ち、期待をかけ始めたのは、5年前からでした。
 当時、工場では自力で路面電車を製作しました。
 敬愛する金正恩総書記は、新しい路面電車を見て、人民のため、本当に甲斐ある大きなことをしたと評価し、工場の労働者を励ましました。
 人民のための甲斐ある仕事をもっと多く探し出そう、こうした思いで、形も様々なバスの生産に取り掛かりました。
 足りないことも多く、難関も少なくありませんでしたが、みなが心を合わせて試作車を出しました。



 試作車を一番先に見たのは金正恩総書記でした。
 総書記は、直々バスに乗って、技術のメカニズムを一つ一つ詳しく把握し、都市の美化にもマッチし、市民にも便利な旅客バスを大量生産すべきだと言いました。そして年次別の生産計画とそれを実現するための対策も具体的に講じました。
 工場の労働者はまた発奮しました。
 朝鮮式のユニークなバスを生産するため励む中、このような2階建てバスも生まれたのです。
 今、工場の労働者は日増しに高まる人民の文化水準、モダンなニュータウンが建てられるピョンヤンの風致にマッチするバスをより多く、より上等なもの、より立派なものにつくるため努力しています。
 地下では、朝鮮式の電動車が、地上では、国産の路面電車とトロリーバスが走るピョンヤンの街は新型2階建てバスの出現で、いっそう明るくなりました。



 朝鮮の労働者が自分の力と技術でつくったもっとすばらしく、新しいバスがピョンヤンの街を走ることになるでしょう。